施術前には、あらかじめ脱毛する部位をシェービングする必要があります。
光脱毛の施術前日までに照射部位を剃毛する理由は、肌の火傷を防ぐためです。
レーザーや光は毛のメラニン色素に反応して熱を発し、その熱を毛根の発毛組織に届ける仕組みです。
毛が伸びた状態だと、レーザーや光が過剰に反応して肌に火傷を負う可能性があります。
ただし、自己処理で肌を傷つけてしまうと施術できないことがあるので、正しい方法でお手入れしましょう。
*施術のときに剃り残しが多い場合には別途1,100円(税込)頂くことがございますのでご了承下さいませ。
また、保湿や紫外線対策などの入念なスキンケアを行い、体調を整えておくことも施術による肌への負担を軽減するために大切な準備です。
自己処理はカミソリではなく、電動シェーバーで行います。
肌の角質を削ってしまうカミソリとは異なり、電動シェーバーは刃が直接肌に触れないので、角質をそぎ落として肌のバリア機能を低下させる可能性は低いと言えます。
ただし、電気シェーバーを利用しても肌へのダメージはゼロではないので、肌の状態を整えて脱毛施術を受けるために、お手入れは施術当日の直前ではなく、1~2日前に行ってください。
カミソリ・毛抜き・脱毛ワックス・除毛クリームは使用しない
カミソリや毛抜き、脱毛ワックス、除毛クリームは肌への負担が大きく、色素沈着や毛嚢炎などの肌トラブルにつながります。
また、毛抜きや脱毛ワックスで毛を引き抜いてしまうと、レーザーや光のターゲットとなるメラニン色素がなくなるため、施術の効果が得られなくなる可能性もあります。
事前の処理で肌を傷つけると、施術できなくなってしまう可能性があるため、背中やIOゾーン、うなじなどの手の届きにくい箇所のお手入れはご注意ください。
シェービング前のひと手間が重要!
ムダ毛を剃る前に、肌と毛を温めましょう。
温めることで肌と毛を柔らかくすることができます。
柔らかくすることでシェービングの時にけが引っかかることもなく、スムーズに処理ができます。
①お湯でタオルを濡らし、絞ったタオルを電子レンジで約40秒温める。
②温めたタオルは、熱すぎない温度に調節する。
③デリケートゾーンに、タオルが冷めるまで当てる。
粘膜に近いIライン、Oラインはデリケートゾーン専用のクリームを使用すると処理しやすいです。
(もちろん低刺激タイプのクリームやワセリンでもOK!)
オススメ!
お肌の負担をより最小限に抑えてくれる、電気シェーバーがオススメ!
または、滑りがよくなるジェルがついているカミソリを使用するのもGOOD!
顔
顔の毛は電気シェーバーで剃り、剃毛後の肌は化粧水と乳液、クリームの順で保湿します。
額やフェイスライン、頬骨付近は内側から外側へ向かってシェーバーを動かし、それ以外は上から下へ向かって剃毛することが基本です。
Vライン
Step.01
やりたい形や剃りたい範囲があれば、形がわかるように水性ペンで印をつけましょう。
Step.02
毛を残さない部位は、ハサミやトリマーで1cm以下に短くカットします。
※ハサミを使う場合は、肌に刃先が当たるとケガをしてしまう危険性があるので注意しましょう。
※VIOのムダ毛は、毛流れにそって上から下に剃りましょう。
Step.03
毛流れに逆らって剃ると毛穴周辺の皮膚を傷つけてしまうため、剃るときは皮膚をおさえて引っ張りながら電気シェーバー(シェービングフォームを使用したカミソリ等も可)で剃りましょう。
Point
Iライン
Vラインよりも粘膜に近く、トラブルのリスクも高いので十分に注意して自己処理をしましょう。
Step.01
見えにくいため鏡を使いながら自己処理をしていきましょう。
※下に鏡を置き、その前にまたがるような体制になるとIラインの後ろまで見ることができます。
※自己処理をする前に、目と手触りでムダ毛の位置を確認しましょう。
※シェーバーを肌に強く当て過ぎないようにしましょう。
Step.02
開脚し、電気シェーバー(カミソリ)を持っていない手で、皮膚を外側に引っ張りながら慎重に剃りましょう。
※粘着力を少し取ったガムテープなど肌についている毛を取りながら確認すると、残っている毛を鏡で確認することが出来ます。
Oライン
Step.01
肉眼ではみることができないので、処理するときは、Iラインと同じように鏡を下に置きます。
鏡の上にまたがり、Oラインが見えやすいようにします。
Step.02
手前に引くように肌に当てシェービングします。鏡で確認しながら、繰り返します。
尾骨付近も産毛が残りやすいので肌にシェーバー(カミソリ)をあてゆっくり動かします。
※肛門に近いほど肌がデリケートなので、手と目でしっかりと、どのあたりに、どのくらいの毛が生えているのかを確認しながら自己処理をしましょう。
※鏡を使っても見えないところは、手の感覚を頼りに慎重に処理してください。
Oライン脱毛する際のオススメ体勢
体(全身)
顔やVIO以外の全身は、毛の流れに沿って電気シェーバーで処理します。
肌が乾燥していると肌トラブルのもとになりやすいので、保湿してからお手入れしましょう。
剃毛後も伸びの良いボディクリームやローションを塗って、肌を保護してください。
なお、自己処理の直後は雑菌が入って肌が炎症を起こすことを避けるため、湯船にはつからないようにしてください。
脱毛施術の前後3週間の日焼けはお控えください。
また、日焼け、傷、肌荒れなど肌の状態によって、安全面を考慮して当日施術をおこなわない場合がございますので、あらかじめご了承ください。
毛抜きでの自己処理は絶対にしないでください。
乾燥は肌トラブルの原因です。脱毛期間中は保湿は入念・念入りにおこなうよう心がけてください。
肌が乾燥していると、施術時に痛みを感じやすくなったり、かゆみや炎症などを引き起こしやすくなったりするので、施術ができない場合があるためです。
顔は、肌をこすりすぎないように注意しながらたっぷりの泡でやさしく洗い、化粧水と乳液など塗ってからクリームで整えましょう。
身体は範囲が広いため、伸びがいい保湿ジェルやローションがおすすめです。
VIOはデリケートなため、肌にやさしいアルコールフリーの保湿ローションなどでケアしましょう。
紫外線対策は必須!日焼けすると施術ができない可能性があります。
日焼けして炎症を起こした肌は、レーザーや光の照射によって、炎症が悪化する可能性があるので施術できません。
予定通り予約日に施術を受けるために最低でも施術前後2週間は、日焼け止めを塗る、アームカバーをつける、ツバが広い帽子を被る等の日焼け対策を徹底するようにしてください。
また、炎症がおさまっていてもメラニンの過剰分泌で褐色の色素沈着が起きていると、お客様の大事をとって施術を断る場合がございます。